Monster井上尚弥

みなさん、プロボクサー井上尚弥をご存知でしょうか?

強豪8人が世界統一王者ナンバーワンを決めるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」10月7日の第1戦。右ストレートが対戦相手パヤノの顔面を打ち込み、キャンパスに倒れ、レフリーが体を抱きかかえるまでの時間は70秒。まさにモンスターという言葉にふさわしい勝利でした。

試合当日の日経新聞朝刊「My Story」ページに井上尚弥についての特集記事があり、親子関係についても書かれていました。

父の真吾さんは、15歳で塗装工として働き始め、20歳で一念発起して独立されたそうです。しかし、小学生からプロ顔負けのシャドーを見せ、着実に成果を出す息子を見て、プロ入りに際し、20年経営してきた会社を知人に任せてトレーナーに専念されたそうです。

井上尚弥は、これが戦う理由のひとつのだと話しています。

小さい頃から親方としてバリバリ働くカッコイイお父さん。

井上尚弥は、「人生をかけて作った会社を捨てるのは、相当な決意と覚悟が必要だったと思う。だから後悔させるわけにはいかない」と話しています。そして、トランクスには、いつも「明成塗装」と真吾さんが経営してきた塗装会社の名前が入っています。

これが井上尚弥の強さの原点ではないでしょうか。

 

戦う理由

自分が戦う意味、勝つ理由、成功しなければならない理由。それらは、意外に自分のとても身近なところにあるのかもしれません。

会社を経営し、事業を継続させていく中で、うれしいことも、楽しいことも、もちろんたくさんあります。

でも、その喜びを感じるまでの過程では、1人でもがき苦しみ、やってもやっても報われず、がんばっても成果が出ず、「ああ、もうやめてしまおうか・・・」「自分にはそもそも無理なんじゃないか・・・」と必死に張っていた心の糸がぷつんと切れてしまいそうになる瞬間が何度もあるのではないでしょうか。

そんな時、心の糸を決して切ることなく、戦い続けることが出来るか。

経営者にとって、とても重要な局面です。

自分は何のために経営し、誰のために事業を成功させなければならないのか。

税理士資格を取るため、必死に働いて学費を出してくれた主人。
開業すぐで、忙しくてかまってあげられなかったのに、優しく、すくすくと成長してくれた子供達。
開業時の借入で、何も言わず保証人になってくれた父。
いつも優しく見守ってくれる母。
まだまだ理想には程遠い会社に就職してくれて、一緒に創り上げようとしてくれる社員たち。
当社を信じて顧問契約して下さるたお客様・・・・

がんばる理由はたくさんありました。

理念を全うすること。
それはもちろん尊く、成功すべき大切な理由のひとつです。

でも同時に「成功する理由」は実はとても単純で、意外なほど身近なところにあることを思い出させてくれた一日でした。