先日、はじめて千日詣りに愛宕山に登りました。

千日詣りは、京都の夏の風物詩。7月31日夜から8月1日未明にかけて愛宕山頂の愛宕神社に参拝すると、千日分の火伏、防火の御利益があると言われています。また、3歳までの子供が参ると、その子は一生火難から免れる徳を得ると言われ、小さな子を背負ったご家族も多くいらっしゃいました。

愛宕山は標高差900m、六甲山並みで初心者にはなかなか手ごたえあるコースなのですが、登山自体が初体験の私にとっては、貴重な経験となりました。

そもそも、この千日詣りにするにいたった経緯は・・・・

中学の同級生数名と、同級生のお店(いろめし黒川さん)で楽しく飲んでた時に、「私、8月に北アルプス行くんだけど、1度も登山したことないし、練習登山したいなぁ」という一言からはじまりました。

登山経験豊かな友達が、千日詣りの話しを教えてくれて、練習にはぴったりの山との事。みんな軽く酔っ払ってたので、一気に盛り上がり、経験者を部長に中学OB登山部が結成され、昨日の千日詣り(登山)に至りました。

結果、往復5時間半の千日詣りだったのですが、とても楽しく、勉強になる経験となりました。

 

勉強になったこと3つ

1.登山部部長の存在。

経験豊かな部長が、適切な場所、時間で休憩をはさんでくれたり、適切なアドバイスをくれたこと。「この地点までは、ゆっくり。足を上げ過ぎると脈が乱れるからコースを選んで」と常に先頭になってペース配分してくれたことが思ってたより楽しく登れた勝因だとつくづく思います。リーダーの存在は本当に大切です。
ちなみに彼は、翌朝7時から出張にでるとのこと。みんながんばってるなぁと思うと私もがんばるぞという力が湧いてきました。

2.登山客同士の声掛け。

夜の遅い時間にたくさんの参拝者が訪れているのですが、すれ違う見ず知らずの者同士、下りてくる人が登っていく人に対して「おのぼりやす」、登っている人が下りてくる人に対して「おくだりやす」と声を交わします。これがなんとも楽しいです。3時間半山道を登る道中は、汗だくでなかなかハードなのですが、たくさんの方とすれ違うたびに「おのぼりやす」「おくだりやす」とお互いをいたわる声をかけあっていると、元気が湧いて一体感が出来てきます。なかには、うちわであおぎながら「おのぼりやす」と声をかけてくれる人もいて幸せな気持ちになります。

3.こんなにたくさんの人が訪れる夏の風物詩であったこと。

これには驚きました。この時間にこんなにたくさんの人が集まっていたことを、私は全然知りませんでした。しかも年齢層は下は背負われている赤ちゃん、幼稚園、小学生から上は70代80代の方も!そして、京都の花街の舞妓さん、芸妓さん、老舗の経営者さんなどたくさんの方に出会いました。伝統を重んじる京都ならではの習慣だなと感じるイベントでした。

 

勉強になった人生初登山、千日詣りなのですが、何よりも達成感があり、とても楽しかったです。

ここ近々でこれほど汗をかく事があったか!? というほどのしんどい山道だったのですが、なぜ、達成感があったか? なぜ楽しかったか? その理由は2つ。

まず、ゴールが明確であったから。

頂上に愛宕神社があり、そこで参拝し、下りてきたら、ビールで乾杯するというゴールが明確だったからです。ビールをごくっとした時の達成感は半端なかったです。

そして、参加メンバー全員が楽しもうという心で取り組んだから。

みんな日々の仕事、家事がハードな中、時間をつくって参加しています。参加したからには楽しもう!という心意気がメンバー全員にありました。自分が今、すごく楽しい事を素直にみんなに伝える。そして、一緒にいるメンバーを楽しませようとする。こんな簡単で単純な事だけど、大人になるとかっこつけてできてなかったなと少し反省でした。

 

「めっちゃ楽しい!」「この企画、面白い!」「登山部部長のおかげやな!」「またやりたい!」人がどう思っているかじゃなく、自分が楽しければ楽しいと素直に言葉にあらわす。感謝を口にする。こんな当たり前で、自然な事が、大人になって自然じゃなくなっていたのかも・・・と友人たちのおかげで気づけました。そしてその自分の不自然さが自社にも影響を与えているのかもしれないと感じました。

かっこつけず、自分に自信を持って、自分らしく、自然体で・・・

私が自然体になれれば、社員みんなも気負おうことなく、自然体でもっともっとそれぞれの良さを活かし、楽しく仕事に取組めるのかもしれません。

楽しみながら、達成感。理想の組織づくりです。